女性

自身では判断しにくい

相談

周りに助けを求めよう

うつ病の症状はいろいろあるので、この症状が出ているからといって必ずしもうつ病だとは断定できません。また、診断が難しい病気でもあります。特に似た症状を持つ更年期障害や自律神経失調症と間違えられてしまうこともあるので素人判断はいけません。まず、少しでもおかしい症状が出たら、周りの人に話してみましょう。それから、うつ病の診断が難しいのは、自身では気づきにくいところもあります。自身では元気だと感じていても、周りからは気分が落ち込んでいたり、急に明るくなったりしてどうしたのだろうと感じられてしまうこともよくあることです。また、人によっては、周りからうつ病を指摘されても認めないことがあります。そうすると、なかなか適切な病院へかかることができません。これで診断が遅れて、治療も遅れてしまうことがあります。早期発見による早期治療が望ましいからこそ、いち早く初期症状に気づくことが大切です。例えば、素人による診断基準として気分の落ち込みが挙げられます。ただし、誰でも失敗をすると気分が落ち込むことはあるはずです。それが長く続くようだったり、頻繁にあったりするようなら気をつけましょう。特に、体に異常が出てくるようでは困ります。食べ物を受け付けなくなるなどの支障が出てくると、症状がすすんでいると考えられるからです。また、うつ病の人は一人で考え込んでしまうことが多くなります。周りに助けを求めることが大切です。周りの方がうつ病だと気づいてくれることがあるからです。もちろん、素人判断ではいけませんが、精神科や心療内科を受診するきっかけがつかめます。実際に受診してうつ病だと診断されなかったとしても、原因を探ることはできるはずです。うつ病ではなくても、更年期障害や自律神経失調症などの似たような病気を判明することもできるため、まずは適切な科を受診することをお勧めします。周りの目に見えやすい初期症状としては痩せてきたり、過食したりといったことなども挙げられます。躁鬱の場合には、気分の変調が激しくなるので、この点で分かることもあります。