長い間継続する気分の落ち込みや原因のはっきりとしない身体の不調が続く場合は、うつ病の可能性があります。近年急激に増加する傾向にあるうつ病では、早期の診断と適切な治療が重要です。そのために知っておきたいことについて、わかりやすくお話しします。
うつ病だと診断されれば誰でも冷静ではいられないのは当たり前のことです。しかし、周囲の言葉に変に惑わされることなく、うつという病気であることを認識して決して自分を責めないようにすることがとても大事になります。
ストレス社会の現代、うつ病にかかる人は多いです。しかし一昔前はうつは心の風邪と言われていたそれも、実は心のガン、そして悪化すると心の問題だけではなく深刻な脳の問題に発展します。誰しもが、今日会社に行きたくない、学校に行きたくない、と感じることはあったのではないでしょうか。しかしうつ症状に入る手前は、楽しいことはできるけれど苦しいことはできないといった状況に悪化します。もちろん急に会社に行けなくなる人もいます。うつの症状は環境、また様々な個人の特質によって多様すぎるほど変わってゆくのです。心療内科で診断される前には最初に記したようなまだ軽い症状でも自分の苦しさをしっかりと掴み、診断時に医師に話せるようにしておきましょう。また、うつは誰しもがなる可能性がありますが、もちろんなりやすい人は存在します。人より敏感で、繊細で、いろんなものを他人より強く感じ取ってしまう。優しい人が鬱になりやすいというのはきっと聞いたことがあるかもしれません。しかしそれだけでなく、最近流されつつある発達障がいの方々も実は鬱になりやすいのです。とある調査では発達障害の人は二次障がいとして70パーセントほどの人が鬱にかかると言われています。発達障害は他の人とものの感じ方が違ったり、普通の人が普通に過ごす日常が疲れやすかったりします。うまくコミュニケーションが取れないこともあります。もしかしたら小さい頃からなにか生きづらかった、というようなことがあれば発達障害を疑ってみてもいいかもしれません。発達障害の方は周囲と馴染めなかったりして学校ではいじめを受ける確率がたかくなりますし、そうでなくても学校という場はそこにいるだけで苦痛を感じる環境であったりするのです。そうして、もし自分にそのような傾向があるかもしれないと診断前に思ったならば、医師に伝えてください。誰しもが異なる環境の中でそれぞれ異なった苦しみを抱えているます。アダルトチルドレン、いじめ、パワハラなど、挙げだしたらきりがありません。なるだけ自分の症状を遡り分析して診断をうけ、必要ならばカウンセリングをうけるなどしてみてはいかがでしょうか。
うつ病は早い段階で専門医による的確な診断を受け、的確な治療をはじめることが大切です。治療には時間がかかるので病院を選ぶ際には自分に合うか合わないかを考えながら、メリットとデメリットを比較して決めましょう。
うつ病の種類は多様化しているため、きちんと医師の診断を受けるようにしましょう。うつ病の症状によって最適な治療法が異なるからです。また、うつ病の原因となっている事柄を特定することも大切です。
うつ病の診断は素人では難しく、似たような病気もあるのでなかなか判断できません。しかし、初期症状に気をつけていれば早期発見による総基調が望めます。周りにも助けを求めてみましょう。気分の落ち込みが激しいなどが主流です。